シミ抜き事例集

スワトウ刺繡ハンカチの染み抜き

先日弊社のインスタグラムにて、スワトウ刺繍ハンカチのしみ抜き体験をご紹介しましたところ、お客様から「スワトウハンカチのシミ抜きがきれいにできた」と、とても嬉しいご報告を頂きました。

お客様からのお便りをご紹介する前に、スワトウ刺繍ハンカチについて簡単にご紹介しておきますね。

スワトウ刺繡に関する投稿はこちら

スワトウ刺繡とは

スワトウ刺繍とは、18世紀頃、キリスト教の宣教師によりヨーロッパのレースや刺繍技術が中国広東省汕頭(スワトウ)市付近に伝えられたことによって花開いた、中国文化とヨーロッパの刺繍技術が融合した刺繍技術のことです。

19世紀ごろからスワトウ刺繍の技法はテーブルクロスやナプキン、着物等様々なものに施されて世界中に輸出されるようになり、中でも小さな正方形の麻や綿の生地に、芸術品のような緻密な刺繍がぎっしりと施されているスワトウ刺繍ハンカチは人気のアイテムとなりました。

スワトウの刺繍ハンカチはコレクターも多く、インスタグラムでもご紹介した通り、実は私もその一人なのです。

上の写真たちは私のコレクションの一部ですが、これが全て手刺繍なんて信じられないと思うほどの緻密さですよね…

一枚ごとに表情の違う刺繍が施されており見ているだけでも飽きることがありません。

ただ、残念ながら最近では高度な技術を持った職人さんの高齢化と後継者不足で新たな製品の生産が難しく、写真のような全面に刺繍が施されたハンカチは一枚数万円する超高級品になっています。

お手元にスワトウ刺繍のハンカチをお持ちの方は、ぜひぜひ大切になさってくださいね。

しみ抜きしたスワトウ刺繡のハンカチ

さて、前置きが長くなりました今回シミ抜きをご報告下さったのは、素晴らしい刺繍が施されたスワトウハンカチをお持ちのお客様です。

こちらのハンカチは長年額に入れて飾っていらしたそうです。

Before(ビフォー)

このレベルの刺繍が施された製品は恐らくかなり古いもので、今では非常に貴重なお品ですが、写真の通り残念ながら広範囲なシミが出来てしまい、お客様も何とかシミ抜きできないかとお悩みでいらっしゃったとのことでした。

そんな折に弊社のインスタグラムをご覧になってお問合せを頂き、スポッとるでのシミ抜きにチャレンジしてくださいました。

スワトウ刺繍ハンカチは綿や麻生地であるとはいえ、繊細な刺繍が施されておりますし、まして今や数万円の価値のあるものとなれば、生地を傷める可能性のある漂白剤を使うのはできるだけ避けたいところです。

その点、スポッとるは生地を傷めにくくいので、安心してご利用いただけます!

※(今回はアドバイスさせて頂いた通り、まず軽く全体を湿らせて全体にスポッとるを塗布し、24時間置いてから洗い流して頂きました)

そして、シミ抜き後の写真がこちらです!

別物のように、きれいにシミが取れているのがお分かりいただけるでしょうか?

After(アフター)

私たちスタッフも感激するほどの仕上がりで、非常に嬉しくなりました。

古い布製品は、何かとシミが付きやすいものですが、美しい刺繍等がほどこされているテーブルクロスやハンカチはなかなか処分できず、置いたままになっている方も多いことと思います。

そんなお悩みをお持ちの方はぜひスポッとるをお試しくださいませ

また、スポッとるでシミが落ちるかどうかお悩みの場合には、HPのお問合せからお気軽にご相談頂ければ幸いです。

スポッとる公式ショップ